次のオリンピックはどこ?2026ミラノ・28年ロス新種目と日程を徹底解説
世界中を熱狂の渦に巻き込んだパリ大会の閉幕以降、スポーツファンの関心は早くも「次のオリンピック」へと向けられています。2026年を迎えた現在、直近に迫る冬季大会から2030年代の夏季大会に至るまで、国際オリンピック委員会(IOC)による開催都市の選定はかつてないスピードで確定し、主要なロードマップが出揃いました。
しかし、「次の大会は具体的にいつ、どこで開幕するのか」「野球の復活やブレイクダンスの除外といった競技再編の真相はどうなっているのか」「日本からの観戦における時差や現地渡航のハードルはどの程度か」など、疑問を抱く方は少なくありません。本稿では、IOCの公式発表資料や報道各社の取材データ、現地組織委員会の最新動向を徹底精査し、次のオリンピックに関する全容を余すところなく紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:次の冬季五輪は2026年2月にイタリアの「ミラノ・コルティナ」で開催され、夏季は2028年7月にアメリカの「ロサンゼルス」で開催される。
- 要点2:2028年ロス五輪では野球・ソフトボールが待望の復活を果たす一方、フラッグフットボールなど5競技が追加され、ブレイキン(ブレイクダンス)は除外された。
- 要点3:観戦時は日本との時差(イタリア:−8時間、米西海岸:−16時間)への事前対策が必須であり、現地渡航には歴史的な円安と高倍率チケットへの備えが求められる。
【開催地一覧】次のオリンピックはどこ?2026年〜2034年までの公式日程全貌
「次のオリンピックは一体どこで開催されるのか」という疑問に対し、最も早く訪れる答えは2026年2月6日から2月22日まで開催されるミラノ・コルティナ冬季オリンピックです。そして、次の夏季大会は2028年7月14日から7月30日まで開催されるロサンゼルスオリンピック(LA28)となります。
IOCは持続可能な大会運営を掲げ、開催都市の決定プロセスを抜本的に見直しました。その結果、2034年までの主要大会スケジュールはすでに公表されています。今後10年間にわたって予定されているオリンピック開催地一覧を整理しました。
| 項目(大会名・季節) | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 2026年 ミラノ・コルティナ五輪(冬季) | 日程:2026年2月6日〜2月22日 開催国:イタリア(ミラノ、コルティナ他) | 冬季大会の通例(16〜17日間開催) | 都市部と山岳部を広域に結ぶ分散型モデル。既存インフラを90%以上活用するエコ五輪の試金石。 |
| 2028年 ロサンゼルス五輪(夏季) | 日程:2028年7月14日〜7月30日 競技数:36競技351種目 | 夏季標準(32〜33競技規模から拡大) | 新規恒久施設の建設ゼロを公約。民間資金主導のメガイベント運営が世界基準になる見込み。 |
| 2030年 フランス・アルプス五輪(冬季) | 日程:2030年2月1日〜2月17日(予定) 開催国:フランス(オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ等) | 気候変動リスクを考慮した高標高エリア選定 | 温暖化対策として雪不足懸念の少ない地域を優先選定。財政保証の担保が今後の焦点。 |
| 2032年 ブリスベン五輪(夏季) | 日程:2032年7月23日〜8月8日 開催国:オーストラリア(クイーンズランド州) | 南半球の冬期開催(気候は比較的温暖) | 1956年メルボルン、2000年シドニーに続く豪州3度目の夏季大会。日本との時差がわずか1時間。 |
| 2034年 ソルトレークシティ五輪(冬季) | 日程:2034年2月10日〜2月26日(予定) 開催国:アメリカ(ユタ州) | 2002年大会以来32年ぶりの再開催 | 既存施設が極めて良好に維持されており、開催決定までのプロセスが最も円滑に進んだモデル都市。 |
公式発表資料によると、かつてのような「巨額の建設費を投じてメインスタジアムを新設する」招致合戦は終焉を迎えました。現在は既存施設の活用率と環境負荷の低減が最重要評価項目となっており、開催都市の決定時期も大幅に前倒しされています。

【2026年最新公式発表】2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪の見どころと日本との時差
直近の開催となる2026年ミラノコルティナ冬季五輪は、オリンピック史上類を見ない「超広域分散開催」が特徴です。ファッションと経済の中心地であるミラノで氷上競技(フィギュアスケート、アイスホッケー、ショートトラックなど)が行われ、世界屈指のリゾート地であるコルティナ・ダンペッツォやヴァル・ディ・フィエンメなどのアルプス山岳地域で雪上競技が実施されます。
大会組織委員会が発表した最新データによると、今大会から新たにスキーモ(山岳スキー / スキーマウンテニアリング)が正式種目として採用されました。急峻な雪山をシールを貼ったスキーで登坂し、板を担いで岩場を駆け上がり、高速で滑降する過酷な競技で、男女スプリントおよび混合リレーの計3種目が争われます。
日本国内の視聴者にとって最大の関心事となる日本との時差まとめを確認しておきましょう。イタリアと日本の時差は日本が8時間進んでいます(冬時間適用時)。現地で午後に行われる予選は日本時間の夜21時〜24時前後に、夜間に実施されるメダル決定戦は日本時間の翌日未明(午前3時〜6時頃)に行われます。
「平日の朝起きたら速報で結果を知る」という事態を避けたいファンにとっては、決勝戦が生中継される未明帯のリアルタイム視聴に向けた体調管理が欠かせません。
【2028年ロサンゼルス五輪】野球復活の理由と注目の新種目・除外競技の真相
2028年7月14日に開幕を迎える2028年ロサンゼルスオリンピックでは、競技プログラムの大規模な刷新が決定しています。全36競技351種目という過去最大級の規模の中で、日本のスポーツファンが最も熱狂したのが野球・ソフトボールの復活です。
野球・ソフトボールがロス五輪で復活を果たした構造的背景
ロス五輪野球復活の理由には、開催都市の文化的背景と強烈な経済的動機が存在します。米国において野球は国技(ナショナル・パスタイム)であり、ロサンゼルスには大谷翔平選手や山本由伸選手が所属する名門ドジャースが本拠地を構えています。
組織委員会にとって、地元ドジャー・スタジアム等を活用した野球の開催はチケット売上の最大化に直結します。さらに、IOCと米放映権を巨額で保有するNBCスポーツにとっても、高視聴率を確約できるコンテンツが喉から手が出るほど必要でした。MLB(米大リーグ機構)側も現役トップ選手の五輪派遣に関して過去にない柔軟な姿勢を示しており、報道関係者の間では「本物のドリームチーム結成」に向けた水面下の調整が進んでいると伝えられています。
新種目と除外競技が映し出すオリンピックの生存戦略
LA28では、開催都市提案枠として以下の5競技が追加競技として承認されました。
- 野球 / ソフトボール:米国の国民的スポーツであり、世界的商業価値を持つコンテンツ。
- フラッグフットボール:タックルの代わりに腰のフラッグを取る非接触型アメフト。NFLが全面バックアップし、世界普及を推進。
- クリケット(T20形式):インドをはじめとする南アジアで数十億人のファンを抱える巨大市場の開拓。
- ラクロス(シックスズ形式):北米の大学スポーツで絶大な人気を誇る伝統競技のスピード型フォーマット。
- スカッシュ:長年五輪入りを悲願としてきた国際競技連盟のロビー活動が結実。
その一方で、除外競技とネットの反応は大きな議論を呼びました。2024年パリオリンピックで若年層の熱狂的な支持を集めたブレイキン(ブレイクダンス)は、わずか1大会で除外される形となりました。ネット上では「1回きりで終わるのはあまりに惜しい」「カルチャーがスポーツの枠組みに消費されただけではないか」という落胆と疑問の声が噴出しました。
また、近代五種は動物福祉の観点から馬術が廃止され、TBS系列のテレビ番組『SASUKE』をルーツとする「障害物レース」へと電撃変更されました。さらにボクシングは、統括団体(IBA)のガバナンス不全と汚職問題によりIOCからの承認を取り消され、新たな国際統括組織の確立が条件となるなど、五輪の舞台裏では熾烈な政治的淘汰が続いています。
【実態検証】チケット購入方法・倍率の傾向と現地観戦のリアルなハードル
オリンピックを現地で観戦したいファンにとって、チケット争奪戦と渡航計画は極めて切実な問題です。近年の大会運営データに基づき、現実的な購入プロセスとコストの壁を検証します。
公式抽選システムとリセール市場の活用術
チケット購入方法と倍率の実態を紐解くと、近年のオリンピックは公式チケット販売サイトによる「完全デジタル抽選・先着販売」に一本化されています。紙のチケットや非公認チケット業者を通じた転売は厳格に排除されており、違反者には入場拒否やアカウント凍結などの厳しい措置が講じられます。
購入の基本フローは以下の通りです。
- 公式チケットアカウントの事前登録:大会開幕の約1年半前〜1年前に開始される抽選エントリーに申し込む。
- タイムスロット形式による購入権の獲得:当選者に割り当てられた一定時間枠(通常48時間以内)内に希望セッションを選択・決済する。
- 公式リセールプラットフォームの利用:開幕数ヶ月前に開設される定価再販システムで、行けなくなったユーザーのチケットを正規手数料で購入する。
倍率に関しては、開閉会式、バスケットボール男子決勝、陸上男子100m決勝、そしてロサンゼルス大会の野球決勝などは数十倍から100倍を超えるプレミアムチケットとなる傾向があります。一方で、地方会場の予選ラウンドや午前セッションなどは比較的購入しやすい傾向が見られます。
円安と米現地の物価高という巨大な障壁
かつての五輪観戦と決定的に異なるのが、経済的な負担感です。SNSや知恵袋等のコミュニティでも「チケットが当たっても渡航費が高すぎて断念せざるを得ない」という悲鳴が散見されます。
2028年ロサンゼルス大会の場合、大会期間中のロサンゼルス市内のホテル宿泊費は通常期の3〜5倍(1泊5万〜10万円以上)に高騰することが予想されます。航空券代、ESTA申請、現地での食費や移動費を試算すると、1週間の滞在で1人あたり最低80万〜120万円前後の予算が現実的な相場となります。安全と確実なチケット確保を優先して公式ホスピタリティパッケージ(ホテル+観戦チケットのセット販売)を利用する場合、1人150万円以上の出費を覚悟する必要があります。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|時差観戦の罠と開催都市の財政問題
メディアの華やかな報道の陰には、一般にはあまり知られていない構造的な盲点やネット上の誤解が存在します。現地事情と放送環境のリアルを掘り下げます。
誤解1:「オリンピックは地元経済を必ず潤す」という幻想
「五輪を開催すれば観光客が殺到し、開催都市は莫大な経済効果を得られる」という見方は、現代のスポーツ経済学では否定されつつあります。過去の大会では、新設された巨大スタジアムの維持費が自治体財政を圧迫する「白い巨像(White Elephant)問題」が頻発しました。
2028年のロサンゼルスが「恒久施設の新設ゼロ」を宣言した理由はまさにここにあります。既存のSoFiスタジアムやクリプト・ドットコム・アリーナ、南カリフォルニア大学(USC)の学生寮を選手村として活用することで、公的資金の投入を極限まで抑える戦略を取っています。派手な建造物のお披露目を期待するファンにとっては肩透かしに見えるかもしれませんが、都市の財政破綻を防ぐための極めてシビアで現実的な選択なのです。
誤解2:「時差は根性で起きれば乗り切れる」という甘い見通し
テレビ観戦における最大の罠が、米西海岸との時差です。夏時間適用中のロサンゼルスと日本の時差は日本が16時間進んでいます。
これが何を意味するかというと、現地のゴールデンタイム(夜19時〜22時)に行われる大注目競技の決勝は、日本時間の「翌朝11時〜14時」という真っ昼間に開催されます。ヨーロッパ大会のように「夜更かしして未明に見る」のではなく、「平日の仕事中・授業中にクライマックスを迎える」ことになります。社会人や学生にとっては有給休暇の取得やタイムシフト配信(見逃し配信)の活用が必須となり、生活リズムを根本から見直す戦略が求められます。

【プロの結論】商業化する五輪の行方と賢いファンの判断基準
近代オリンピックは今、重大な転換点に立っています。IOCが直面する最大の危機は「若年層のテレビ離れ」と「肥大化しすぎた開催コスト」です。今回、フラッグフットボールやクリケットが採用され、伝統的なブレイキンが外された背景には、14億人の人口を抱えるインド市場の開拓と、北米の巨大スポンサー(NFL・主要放送局)への配慮という冷徹なビジネスロジックが働いています。
五輪はもはや純粋なアマチュアリズムの祭典ではなく、グローバルなエンターテインメント産業の頂上決戦です。この現実を踏まえ、一人のファンとして五輪とどう向き合うべきか、明確な判断基準を提示します。
【プロの結論】現地観戦に向いている人・慎重になるべき人の条件
- 現地観戦をおすすめできる人:
- 一生に一度の歴史的瞬間(大谷翔平選手らの五輪出場など)を生で体感することに100万円単位の投資価値を見出せる人
- 現地の治安情勢や公共交通機関の混雑リスクを自力でマネジメントできる海外旅行経験者
- 公式抽選やリセールシステムを日常的にチェックし、デジタル手続きを苦にしない人
- 日本国内での配信視聴に専念すべき人:
- 円安による割高な渡航費や治安リスクに少しでも不安やストレスを感じる人
- 複数の競技をマルチアングルかつ日本語実況・解説で快適に網羅したい人
- 平日の日中に仕事を休むことが難しく、見逃し配信やハイライトを中心に楽しみたい人
五輪の価値は、スタジアムのスタンドにいることだけで測られるものではありません。高画質ストリーミング配信やSNSのリアルタイム解説が充実した現在、自宅のスクリーンを起点に戦略的なタイムテーブルを組んで観戦することこそ、最もコストパフォーマンスが高く知的なスポーツの楽しみ方と言えます。
【次のオリンピック】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:次の冬季五輪と夏季五輪はそれぞれいつ開幕しますか?
A1:次の冬季オリンピックは2026年2月6日〜2月22日の日程でイタリアのミラノ・コルティナで開催されます。次の夏季オリンピックは2028年7月14日〜7月30日の日程でアメリカのロサンゼルスで開催されます。
Q2:2028年ロサンゼルス五輪で大谷翔平選手をはじめとするメジャーリーガーは出場しますか?
A2:出場への期待は極めて高まっています。従来の五輪ではシーズン中であることを理由にMLB機構および選手会がメジャー契約選手の派遣を見送ってきましたが、ロス大会組織委員会の強力な要請を受け、大会期間中の公式戦一時中断や選手派遣に関する前向きな協議が継続しています。今後の労使協定の動向が鍵を握ります。
Q3:次のオリンピックのチケットはどこでいつ頃から買えますか?
A3:チケットはすべて各大会の「公式チケット販売サイト」でのみ販売されます。通常、開幕の約1年半前〜1年前に公式アカウントの事前登録と第1次抽選エントリーが始まります。非公認の転売仲介サイト(ViagogoやStubHubなど)で購入したチケットは入場時に無効化されるリスクが高いため、必ず大会公式サイトを利用してください。
Q4:2028年ロス五輪で日本と現地の時差は何時間ですか?
A4:大会期間中(7月)のロサンゼルスはサマータイム(夏時間)が適用されるため、時差は16時間となります。日本の方が16時間進んでいるため、現地の午前中の予選は日本時間の深夜から早朝にかけて、現地の夜に行われる注目の決勝戦は日本時間の翌日「午前中から昼過ぎ(午前10時〜午後14時頃)」にかけて実施されます。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
2026年のミラノ・コルティナ冬季五輪から、2028年ロサンゼルス、2030年フランス・アルプス、そして2032年ブリスベンに至るまで、次のオリンピックに向けたカウントダウンは着実に進んでいます。
メガスポーツイベントを取り巻く環境は、気候変動への配慮、開催コストの抑制、そしてデジタル放映権を巡る市場構造の変化により、歴史的な変革期を迎えました。新種目の採用や競技ルールの改変は、そうした世界的な力学が反映された結果に他なりません。
現地での熱狂を肌で味わいたい方は、開幕1年以上前からの公式チケット抽選登録と綿密な渡航資金計画を早急に進める必要があります。一方で、国内での観戦を予定している方は、日本との時差を見据えたスケジュール調整と、公式配信プラットフォームの仕様確認が満足度を左右する決め手となります。信頼できる一次情報を定期的に確認し、4年に一度の歓喜の瞬間へ向けた準備を今から着実に整えていきましょう。 (出典: 次 の オリンピック(Yahoo!ニュース))